漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
50代 男性 休職中
お仕事のプレッシャーやいくつかの要因が重なり、いつからか他人とコミュニケーションを取ることに苦痛を感じるようになったという男性からご相談を受けました。
一時は仕事にも行けなくなったこともあり休職。仕事に行けない自分に焦りや憤りを感じつつもどうにもならない感情に困惑されているご様子でした。
元々緊張しやすい体質で、人前で話をすることが苦手である認識はありました。
また、20年以上病院から4~5種類のお薬(抗不安薬や睡眠薬)が処方されており、“対人恐怖症”との診断を受けています。
初来店時のご不調として、その他に不安感、のぼせ感、めまい、手足の冷え、寝つきが悪い、軽い頭痛…なのどの症状が気になるとのことでした。
相談の結果、自律神経からくるストレスに使う漢方薬(粉薬)をご提案。また、食生活ではミネラル不足やカフェインの取り過ぎ等が気になったこともあり、改善方法なども合わせてアドバイスさせていただきました。
とても温厚で優しい性格、自分が犠牲になってでも人を傷つけることは避ける印象の男性でした。
2週間後…
大きな変化は感じないが、以前よりも“のぼせる”感覚が減った気がする。めまいもへった。
1ヶ月後…
人前ではいぜん緊張するが体調は良い。薬局で相談するようになってから不安感も軽減。
2ヶ月後…
ここまで体調が良い期間が続くのは久しぶり。
3ケ月後…
不安が全てなくなったわけではないが、少し自信がついてきた。復職へ向けた活動を模索開始。
現在5カ月目に入りましたが、その後も経過は良好。
「薬局に通い始めた当初は、話を聞いてもらえただけで気持ちが落ち着き、楽になった」と嬉しいご感想も頂けました。
先月より、お仕事の復帰をサポートする機関を利用し、積極的に活動を始められていますが、今のところ症状の再発はないようです。
ただし、長年飲み続けている睡眠薬などは服用しないと眠れない状態が残っていますので、こちらも少しずつ減らせるよう、ご本人も希望をもたれています。引き続きサポートさせていただければと思っています。
体調が安定してきたことも大切ですが、何よりも、お仕事の復帰に向けたお手伝いが出来たことに喜びを感じます。
一歩一歩、焦らず前進していきましょう!
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